胸やけ・つかえ外来
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胸やけ・つかえ外来
胸やけとは、一般的にはみぞおちから喉にかけて感じるひりひり・ジリジリ焼けるような痛みや不快感のことを言います。症状の表現は人それぞれで、「酸っぱいものが込み上げる」「胸が熱い」「胸がつかえる」「胸が重苦しい」「みぞおちが痛い」「背中が張る」といった訴えの場合もありますし、「胃のもたれ」や「ムカつき」のことを胸やけと表現する人もいらっしゃいます。
胃痛や胸やけといった胃の症状は市販薬でも解消できることが多いため、受診をせず、胃疾患を進行させてしまうケースがよくあります。
また、胃がんのように深刻な病気でも病気ではない思い込みや自覚症状が乏しいまま進行し、転移を起こして他の場所ではじめて明確な自覚症状を現すこともあります。
発見が遅れるほど治る確率は低くなる傾向にあります。
症状の有無やその強さで病気の進行を測れないため、同じような症状が続く時にはご相談ください。
最も頻度が高い病気は逆流性食道炎やアカラシアなどですが、咽頭がんや食道がん、胃がんなどが隠れているときもありますのでまずは胃カメラ検査を行うことをお勧めします。
最近ピロリ菌の感染率の低下、食事の西洋化、高齢化のため増えている病気です。症状でお困りな時は最初に胃酸を抑えるお薬を処方させて頂きます。それでも症状が治らない時には漢方薬や胃の蠕動を促進するお薬などで治療するのと同時に食道機能検査やPH検査を検討いたします。私たちは逆流性食道炎の症状をモニタリングするためのLINEアプリを監修し日常診療に用いております。
LINEアプリに関してはこちらをご覧ください。
逆流性食道炎の診療についてエキスパートとしてインタビューを受けました。詳しくはこちらをご覧ください。
食道と胃のつなぎ目が広がらない病気をアカラシアと言います。食事がつまってしまい時に嘔吐してしまうこともあります。内視鏡検査だけで正確に診断できないことがありますが、当院では食道造影検査も可能でありより正確な診断が可能です。
必要に応じて専門医療機関にご紹介させて頂きます。
咽頭がんは最近内視鏡の機器の改良により早期に発見できるようになっております。院長は咽頭がんの内視鏡治療を数多く経験しており、胸やけやつかえの症状で内視鏡検査を行うときには口腔や咽頭から丁寧に内視鏡検査させて頂きます。
咽頭癌の内視鏡治療の現状と展望についてエキスパートとしてインタビューを受けました。詳しくはこちらをご覧ください。
日本人の食道がんの約9割は咽頭がんと同じ扁平上皮がんです。咽頭がんと同様にアルコールや喫煙を嗜む患者様は危険が上がります。また少量のアルコールでお顔が赤くなることをフラッシングと言い危険因子といわれております。早期に発見できれば内視鏡治療が可能であります。